愛宕山民衆登山
今年59回を迎えた愛宕山民衆登山に開と参加、記念品の鉛筆を頂く。
帰りしな、興味深い「斜平山周辺ハイキングとトレッキングコース図」の
パンフレットを手にする。
なでら山の名前と歴史
何百年も昔のこと、なでら山の麓、李山(すももやま)に親寺
の他に六つの子寺を持った名高いお寺があった。お寺のうしろ
にある山なので七寺山(ナナデラヤマ)と呼んだ。
また、この山は春が近づくと雪崩(なだれ)がさかんに起きた
のでなだれ山とも呼んだ。時代がすすむにしたがって地図に載
せるために国の方で付けた名前が斜平山(なでらやま)である。
この山の地質は古く、泥岩(でいがん)が主である。今から1千
万年も前の海底でできた岩石が隆起(りゅうき)してできた山と
いわれる。岩石の中に有孔虫(フズリーナ)や貝殻、ウニの化石
などがみられる。
このように古い地質の山であるばかりか、斜めに切った山の
形は他では見られない変わった姿といえる。
文責 石 栗 正 人
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吾妻連峰 兜山
3月20日(土)
いずれは、登らねばなるまいと思っていた吾妻の一画、兜山は、綱木口から登山道が続く事は周知の通りであるが、地図上の地形、高度を表す曲線をなぞれば、大白布側からも辿れる事を教える。無名尾根に取り付き高度を上げれば、朝日、飯豊と遜色ない立派なブナ林が続いていた。直下の登りに掛かる手前より垣間見る兜山は、まさしく兜の鉢の如くに見える。発達の小さい雪庇を切り、山頂に立てば四周の山々は薄く浮かび上がり、愉しみにしていた米沢の町並みは棚引き指呼しょうもない。朝晩、仰ぎ見る吾妻の山に「ふるさとの山に向ひて 言うことなし ふるさとの山はありがたきかな」なる一首が頭を過ぎる。
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