愛宕山民衆登山












今年59回を迎えた愛宕山民衆登山に開と参加、記念品の鉛筆を頂く。
帰りしな、興味深い「斜平山周辺ハイキングとトレッキングコース図」の
パンフレットを手にする。



なでら山の名前と歴史

 何百年も昔のこと、なでら山の麓、李山(すももやま)に親寺
の他に六つの子寺を持った名高いお寺があった。お寺のうしろ
にある山なので七寺山(ナナデラヤマ)と呼んだ。
 また、この山は春が近づくと雪崩(なだれ)がさかんに起きた
のでなだれ山とも呼んだ。時代がすすむにしたがって地図に載
せるために国の方で付けた名前が斜平山(なでらやま)である。
この山の地質は古く、泥岩(でいがん)が主である。今から1千
万年も前の海底でできた岩石が隆起(りゅうき)してできた山と
いわれる。岩石の中に有孔虫(フズリーナ)や貝殻、ウニの化石
などがみられる。
 このように古い地質の山であるばかりか、斜めに切った山の
形は他では見られない変わった姿といえる。
                     
                                          文責  石 栗 正 人