飯豊連峰 五段山












2月22日(月)
当てにしていたスノーモービルの跡もなく、岩倉から岳谷まで2時間のアルバイトを強いられた。葡萄沢沿いに延びる無名尾根は疎林であるがゆえ展望は申し分なく、遠い朝日嶽と近い飯豊山が胸を打つ。それにしても、これ程、ブナの無い尾根は飯豊で知らない。鉈目も切付けも皆無で、まったく人臭さを感じない尾根である。さらに膝下一尺程のラッセルで1050mに上がれば、白川大川鳥屋沢と葡萄沢上鳥屋沢へすりへらす尾根上に出現したキノコ雪にびびる。五段山は指呼の間であるが、ザイル無しで行くのも大人気なく、時間にこじつけ樏を返し長い林道歩きを経れば、人家に灯りが燈っていた。

辿りたい雪尾根










山行予定 2010年1月~5月
朝日連峰:芝倉山(葛城山経由) 長井葉山(大沢尾根) 安部ヶ館山(勧進代尾根) 祝瓶山荘(中沢峰経由) 祝瓶山(柴倉山経由)孫守山(合致ノ峰経由) 足駄山(小枕山経由)  飯豊連峰:栂峰(烏帽子山経由)(小仙経由) 藤内鳥屋山(飯森山経由) 藤内鳥屋山(大頭森山経由) 五段山(1101m経由) 鍋越山(大沢境尾根) ガキ山(夜蚊鳥屋山経由) 頼母木山(西俣ノ峰経由) 鏡山(七森峰経由) 米沢の山:栗子山(抗甲山経由) 
※計画したものの何ルートを実践出来るか・・
                

飯豊連峰 高倉山











2月14日(日)
岩羽国境尾根上1515.2mの小仙より派生する支尾根は、高倉山手前鞍部で400mもの高度を落とし米沢側へと延びている。地形図に破線はなく雪が登らせる山域であるが、昔は仕事道があったと地元の古老より聞き及ぶも、今は通行者もなく、ひっそりとブナを残すのみである。雪しずりを受け、ブナの林間をすり抜けて行けば見晴らしのよい水平道で、目に入る全ての展望を堪能するも、山頂はおよびブナに覆われた平頂であった。