朝日連峰 祝瓶山















6月22日(水)
濃縁の木の葉がうねる中を行けばブヨをも寄せつけず快適この上ない。足元の地下足袋も軽やかで歌もでる。ヌルミ尾根に登降路を求めたゆえに、カクナラ沢周辺にて山菜と戯れ、ズタズタの雪渓に押し戻されれば、登山モードに入る。若者3人組パーティが先行すれば、それに釣られるように強い風が吹く山頂へと2時間を切った。強風も物ともせぬ最新のストーブでコーヒーを飲むパーティと塩の効いた握り飯を頬張る登頂者には展望はなかった。別個のルートで下山を開始、クワズミ平に降り立てばほぼ同時刻に交差し、朝方のひとかたきの山菜を回収し後を追うように来た道を戻る。