朝日連峰 長井葉山
大沢尾根より白兎尾根と勧進代尾根を望む
4月5日(火)
一般的な白兎尾根右側に派生する大沢尾根は、破線もなく敬遠のヤブ尾根である。唯一、雪積期のみに一部のハヤマニストが辿る程度で、静寂が漂う。核心部を越え小実渕山から連なる稜線上は、標高低と言えども、前日の激しかった風雪にクラスト化していた。山荘に備えられる日誌は、2月27日で止まり以下、空白であった。ラーメンを啜り、腰を上げたのは15時過ぎで勧進代尾根を降れば、1月に逝った亡き父に、還暦を過ぎても山に遊ぶ丈夫な体をくれた事に感謝し、今回の災害で亡くなられた多くの方と、父の追悼登山は終わった。合掌