ハンガロテック















いっとなく西高東低の気圧配置となり、山は冬の範疇に入ろうとしている。長年履いた重登山靴に防水油を沁み込ませ、樏にもアマニ油を塗るのは例年の作業である。まだ早いピッケルとアイゼン、シャベルの手入れは先となる。足回りの次に肝心なのは手袋である。高い防水のグローブと毛のインナーは、まだ持つことを確認。最後に引っ張り出したのは、今は作る人もいなく疾うに生産中止と聞くお気に入りの「ハンガロテック」である。