飯豊連峰 門内岳











7月26日(日)
立ち上がりから喘登にして一直線の棒登りは梶川峰まで続き、それよりは、ノッペリとした地紙尾根に乗れば弥蔵ノ泊り(扇ノ地紙)にあう。左右に走る主稜線はたおやかで進路は左に取る。胎内山は榒道を通過し山頂は返り道とした。門内水場へ行く道を左に見れば霧の中に赤い屋根の門内小屋があった。一投足の山頂へは胎内尾根二ッ峰に思いを馳せるaのみが行も霧に煙っていた。sが担ぎ上げてくれたビールと、飯豊初見参の奥さんに頂く漬物に里心がつく。新潟の岳人より小耳に挟んだバッチを銘々購入し往路を戻る。幾つかの緩登をこなし地神北峰へ着くも霧が去来し展望に見切りをつけモンド穴、ボーフリと熊狩り用語らしい地名が残る丸森尾根を下る。山名の如し丸い頭の森が眼下に待っている。丸森峰、夫婦清水で休止後、下れど下れど道のりが長いのは疲れのせいで、あと二投足の場で雨にさらされた4名は濡れ鼠で天狗平ロッジに逃げ込んだ。