飯豊連峰 朳差岳










10月19日(日
栂峰でNさんと約束の朳差岳へ行く。連絡を取るとNさんからは二っ返事でOKをもらう。Nさんの山仲間K氏にも同行を頂いた。1時間余りの林道歩きで切付けが華やかな三吉平(月夜平)のブナ林に入る。三吉ノ峰の背に乗り尾根途中から右に搦みカモス橋を渡れば行き成りの急登で息衝く。最後の水補給場カモス沢の降り口を見過ごした山わっしゃこの水筒は空で同行者の水を当てにする情けない話であるが要所、要所で不便なく休みを取る事が出来た。独標のある権内ノ峰を通過、千本峰から前朳差岳への緩登に忍耐が続く。平頂の前朳差岳から主稜線を闊歩すれば朳差岳は指呼の間である。長者平にては草紅葉の絨毯を縫い散点する小池めぐりを愉しみ山頂へと向かった。四周全ての展望が得られる山頂は冷たい風が吹きつけ非難小屋にて昼食とした。途中すれ違った方の御好意の水を水筒に入れ重い腰を上げかけ、足の松尾根を登って来た登山者の方が到着し少々の雑談をするも突飛な服装なのか小屋番と間違えられた。山頂にて見渡せる限りの山々と狙いをつけたヤブ山を目に焼きつけ往路を戻った。

マイタケ採り










10月14日(火)
年に1度のマイタケ採りに行くも空振りに終わる。坪としている沢筋、尾根筋の約50本以上のミズナラを見回るも皆無であった。期待のもてる下流沢筋は三面マタギ末裔の出場であるゆえ足止の地である。仍って大量のブナシメジ、ブナハリタケを土産とした。今年も峠路で聞こえるはずない三面マタギの息づかいを感じる。




祝瓶山市民登山










10月11,12日(土、日)
長井山岳会主催の祝瓶山市民登山がありました。日本300名山とのことで大勢の登山者で賑わっていました。


ダムに沈む道




消えぎえの朝日軍道に想いを馳せるも雑多な所用で山を怠け続けている昨今であるが、祝瓶山に到る通り道の一部も数日後には消え果ると聞きつければ、何が何でも行かねばなるまいと家族を伴って千古に辿ることない道に別れを告げてきた。