高倉山(中退)

2025年2月2日

大荒沢山こと栂峰は地元田沢からの夏道はなく昔の仕事道の名残

りがかすかにブナに刻まれている。

東面1330mを狙ったが深雪でカンジキを高倉山へ向かわせた。

登り口とした塩地平の4mの雪壁には難儀し越えればカモシカに

もカンジキを履かせたくなる程の新雪で意気消沈。

田沢の白い山群は雪の多さに遜色はない。

立ち休みを繰り返すばかりで距離は稼げずしばし銀マットを広げ

弁当使いをすれば馬力もつき前進するも頭上の近くて遠い山並み

を望めば情けなく770mで気力も失せた。

朝付けたトレースを戻り物思いに耽れば二昔前山頂のブナに刻ん

だ鉈目とまだ歩かぬ起伏激しい小仙へ続く尾根に未練を残し再訪

を誓った。








塩地平登り口の4m雪壁





 



770m引き返す
              

            


                       






                         

                                                                                          

 大師山

2025年1月25日

大荒沢山の向かいの山にそう高くはないがたっぷりと

を付けた大師山がそびえる。

前回同様沢筋をルートとし先行するカモシカの足跡に

安堵し跡を追う。尾根道と異なり起伏富みマタギ

の冬山ツールである雪ベラに助けられ833mの平頂に

着く。休まず先客2組のスノーシュー跡を駆け下り灯

りの世話になる一歩手前に麓へ辿り着けば後期高齢者

に丸一年と迫った誕生日の日に山に遊ぶ自分ほくそ

笑む。


大師山

カモシカの足跡を追う


小ナダレ跡

雪虫

雪ベラ

平頂